~前回までのあらすじ~
室長のキョンシー談義(テンテン談義?)への暴走をみごとに回避した会議は、いよいよ佳境に…。果たしてメンバーがイチオシするホラー作品は?
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ケンちゃん
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実は僕、『箪笥<たんす>』を見て以来、自分の部屋のベッドの引き出しとタンスが閉まってたら、電気をつけた状態で開けて見るのが癖になって…。タンスを全開にして見ないと、何か気持ち悪い気がするんですよ。
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パク
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あ~、すごく分かります。ちょっとだけ開いてても怖いですよね…。
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コッキー
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タンスやクローゼットの中に何かがいる…っていうストーリーは文化を問わずあるよね。別世界とつながっているという考え方が共通しているのかな。異世界への想像をかき立てられるのかも…。
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ケンちゃん
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タンスや押し入れって、大人の人間でも入れますもんね。屋根裏とか開かずの扉とかも、この奥に何があるんだろうと思うと怖いですもんね。
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室長
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福岡で、よその家の押入れの天袋に住み着いていたおばさんが逮捕された、って事件も実際にあったしね。お化けより人間の方が怖いかも。
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コッキー
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純粋にホラーとしてなら『箪笥』がおススメだけど、イチオシは韓国の『南極日誌』だね。南極探検隊が巻き込まれる恐怖を描いているんだけど、ストーリーの作り込みがしっかりしていて、最後に何があるのか、ものすごく期待させてくれる。人間の中に潜む狂気を描いていて、ホラーと言うよりはスリラーだけど、演技派のソン・ガンホとユ・ジテをはじめ、隊員役の俳優たちが魅せてくれるんだよね。
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ケンちゃん
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パクさんイチオシの『Rポイント(原題)』と怖さが通じるものがありそうですね。
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パク
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昨年夏に韓国で公開された『リターン(原題)』も、怖いって評判でしたよ。手術中に麻酔が解けて患者が目覚めてしまう「術中覚醒」という珍しい題材が話題になりました。韓国版「白い巨塔」で高く評価されたキム・ミョンミンをはじめ、4人の俳優の熱演が見どころですね。
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ケンちゃん
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僕はストーリーもしっかりしていて、怖いシーンもちゃんと怖いという意味で、『心霊写真』をイチオシします。ちなみにこれ、タイのいわくつきの心霊写真を扱ってるんですけど、その画像を映画配給会社が使おうとしてサーバーに数十枚入れたら、原因不明の不具合を起こしたらしいです…。
女性でも楽しめるホラーなら、韓国の『箪笥』、タイの『the EYE【アイ】』『ナンナーク』ですね。そんなに怖いシーンが出てくるわけではなくて、悲しい物語が背景になっています。『ナンナーク』は泣いたっていう人もいるくらいですから。
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コッキー
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やっぱり作風に何かしらお国柄が出るよね。香港の作品だと笑いが入っちゃうとか。その点、韓国と日本のホラーの作風って似てるから入りやすい気がする。背景に悲しい物語があったり、誰にでも起こりそうな背景だったり…。
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室長
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韓国の『ボイス』も携帯電話がこれだけ普及してきた背景から生まれた作品だしね。 『靈幻少女~帰ってきたテンテン~』は永遠のイチオシ作品だけど、今一番見たいのは、同じ台湾で2006年に興行成績No.1を記録したサスペンス・ホラー『シルク』!!! 江口洋介の海外映画初主演作で、監督が『ダブル・ビジョン』の脚本家。これだけでも十分なところに、個人的に大注目してる女優のカリーナ・ラムも出演。彼女はキリンのチューハイのCMにも出演してて、笑顔がキュート。そうそうテンテンと同い年でさ…。
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ケンちゃん
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(さえぎるように)『シルク』は8月30日からシネマート六本木で上映※するらしいですよ!この際、このメンバーで一緒に見に行きませんか?
※台湾シネマ・コレクション2008 にて上映
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コッキー
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じゃあまた緊急会議やるの?
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室長
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それはいい考えだね!そして、キョンシーシリーズ一気見もやろう。“キョンシー一気見”企画!やっぱり、テンテンの魅力はさぁ・・・。
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コッキー
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えいっ!(黄色いお札を室長の額に貼る。) え~、そろそろ時間も迫ってきたので、この辺で…。とにかく、今年の夏はアジアン・ホラーで楽しみましょう!
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~おわり~
※この緊急会議は一部フィクションを交えています。ご了承ください。 |
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